2020年11月8日
そのままで幸せになことはできる
皆さん、「こうでなければならない」と思っていることはありますか?
私はこの前、「母としてこうでなければならない」の言葉を聞いて、キュンとしました。
「こうでなければならない」は、「こうありたい」を真剣に考えてたどりついた思いだと思うので、皆さんのお話をお聞きしていたら、きっとすごく素敵な理想の姿が見えてくるような気がします。
「いつもやさしく笑顔の母親でいたい」
「朝ごはんからしっかりバランスよく作りたい」
「家事は何でもテキパキと片付けていたい」
などなど、こんな感じでしょうか。とっても素敵なママの姿です。
「母としてこうでなければ」って、つまり、「家族のためにこうしていたい」というとても美しくやさしい理想の姿なのですよね。ですので、大事にしていたいし自分から手放すのは惜しいものばかりかもしれませんね。
先日、札幌の素敵な助産師さんグループ主催で開催された、「ママをやめてもいいですか?」というドキュメンタリー映画を見てきました。私自身はママではないけれど、泣けて泣けてどうしようもなかったです。
その中で出てきたママたちの言葉
「母として妻としてこうではなければならない」
「助けてって言える場所がない」
「これやってほしいが言えない」
わー、もう、書いているだけで切なくなってくる
映画に出てくるママたちが「母として妻として」どれだけ心を込めて家族の世話をこなしているか、スクリーンを通してあふれるばかりに伝わってきたから。「助けて」「これやってほしい」も大切な思いですよね。もう涙が止まらなかったです。
映画では、夫と話し合いを重ねて理解しあい協力し合える関係を築いていく姿、家族のわだかまりがほどけて幸せをみつけていく姿がものすごくあたたかくやさしく映し出されていました。そこにも号泣。
「○○でなければならない」は、「○○をしてあげたい」という家族への思いやりの心であって、その思いを持っているママはすごく素敵だって思いました。また一方で、自分一人が背負って苦しんでがんばらなくてもちゃんと自分の本当に欲しいものを得てゆける、愛あふれる姿でいられる。家族と、家族をあたたかく見つめる映画製作のあり方に私は心から感動しました。
小児はり・鍼灸に来られる親子さんで「○○でありたい」の愛情あふれる思いが「○○でなければならならない」になって、幸せ迷子になっている方が、中にはおられると感じています。
お子さんに対する愛はかけがえがないし、まぶしいくらい素敵なのですよね、でも、そのままでも幸せになれる方法はある。それぞれがその方法を見つけていけますように見守らせていただく、そのあり方、大切にしたいと思っています。
「ママをやめてもいいですか」は、公式サイトで、どこでいつ上映されるかが確認できます。札幌では2020年は11月下旬、旭川では12月に上映予定があるそうです。ご関心・ご機会があればぜひご覧になってほしいです。
読んでくださってありがとうございます♡