大切なあなたの代わりはどこにもいないから

大切なあなたの代わりはどこにもいないから

 

泥のように疲れていても自分の心身のケアをほったらかしにしていませんか?

大切なあなたの代わりはどこにもいません。身体を回復させる機会を失う前に、自分の身体のケアをしてほしい。もしあなたに大事な人ややりたいことがあるのなら、なおさらそう思います。

 

私のいとこは、45歳の若さでがんでなくなりました。

 

病状については家族と職場以外は誰にも知らせなかったようで、家族から電話がかかってきて「びっくりすると思うけど」と前置きされて亡くなったことを切り出されたときは、びっくりなんてものではなくて心底ショックでした。

 

本人は「治す」「治る」つもりでいたので、日常生活に支障がない人は誰にも知らせたくなかった、すぐに回復・復帰するつもりだった、そうです。

 

でも、亡くなる数年前から顔色が悪い、疲れやすい、体力がない様子だということは、感じていました。いとこは、天職だと感じる仕事に夢中になって打ち込んで、やりがいと生きがいに満ちていました。夜の11時まで仕事をしている、という話を聞いて、私は大丈夫なのだろうか、と内心は思っていたけれど、彼女の仕事に対する熱意のほうが勝っていて、何も言えなかった自分がいました。今思うと私は健康にかかわる仕事をしているのに、何もできなかったんだと悔しさしかないです。

 

20代の時に悪性の腫瘍を摘出していて20年再発せず一度は「完治」の診断の経験があっただけに、彼女としても「また治せる」と思っていたのかもしれません。でも44歳で新たにがんが見つかったこの時は進行が早すぎました。

 

病については何も話を聞かずに亡くなってしまったので、本人はどのような思いでいたのかは知りようもないですし、もしかしたら仕事に思う存分打ち込んだ人生に満足だったかもしれません。

 

失って初めて、利発で行動力があった彼女のかけがえのなさ、友人にも職場にも深く愛された人柄、そして、家族の喪失感と悲しみを、痛いほど感じました。

 

今、もしも自らの体調をさしおいてもがんばる人を見たとしたら、私は「身体のケアも仕事のうちと言えるよ。疲れたときは休む、ケアする、やりたいことを続けるための秘訣かも。」と、一つの考え方として伝えたい。どちらを選ぶか、どう生きるかは、結局はその人それぞれだけれども。

 

 

大事な人がいたら。やりたいことがあったら。あなたの代わりはいないですよね。

その人ややりたいことのためにも、身体のケアもあなたの大事な「仕事」、私はそう思います。

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