更年期の症状緩和とともに気持ちを整える☆お灸お手当て

体と心の体質改善☆鍼灸師の足立安子です

 

今回は、「更年期の症状緩和とともにイライラや不安感などの気持ちを整えるセルフケアお灸お手当て」について、お話します。

 

 

なんとなく下腹や腰がずーんと痛い感じがする

足は冷えるのに顔や頭はほてって

イライラしたり気持ちが滅入ったりする

 

45歳を過ぎたころ、体の不調とともに、よくわからない不安感を感じる方がおられます。

 

ちょっとポエムっぽく感じられるかもしれませんが、こんなことおっしゃっていた方もいました

 

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朝、起きたときに浮かんでくる、嫌な事

夜明け前の暗さに、身体が重くしんどくて自分の中がどんより曇っている。

ちょっとしたことで嫌な感情にしちゃう。

 

自分の人生は何だったのか、家族に一生懸命関わっても半分も伝わらない。何か満たされないと感じている自分がいる。寂しい

 

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体のしんどさはあるのですが、気持ちの揺れも感じておられるのですね。

 

年代的にも可能性としては人生の変化の時期、更年期にさしかかっての状態かもしれません。

 

体がしんどいというだけでなく、感情のしんどさもでてきた時に、日常的な仕事や家事が滞るだけではなく、家族や仕事仲間との関係がギクシャクしてしまうこともあるかもしれませんね。

 

体調でも気持ちの揺れでも、困った時や気になる時は病院に行っていただきたいですが、場合によっては、今不調だというだけではなくて、数年にわたっての不調になることもあります。

 

人生100年と言われるようになった時代、40~50代をしっかり乗り切って身心の状態を整えておくことは、10年後、20年後、30年後の生活の充実につながります。

 

今までの自分を大事にしつつ、新しい自分を生きる準備をする時間を過ごすというつもりで、「更年期を幸年期にする」ヒントを得ていただきたいです。

 

  • 更年期を幸年期にするために大切なこと

 

大事なことはまずは、「今の自分の状態を受け入れて整える」という意識を持つこと。

 

この年代の女性にとっては、生理機能の変化が不調の大きな原因になりえます。

 

つまり、卵巣の機能の低下によって、生理が起こる仕組みであるホルモンを介した脳と卵胞とのフィードバックがうまく働かなくなり、脳の混乱によって自律神経が乱れるということがあるからです。

 

思うようにいかないことがいろいろでてくるかもしれませんが、「このままではダメ」「もっとがんばらないと」と思うのではなくて、体の変化を受け入れつつ、まずは体を労わってあげてくださいね。

 

更年期の症状の対処法としては

 

・婦人科で診断・処方してもらって女性ホルモンや女性ホルモンに似た働きをする成分を補う・漢方薬などで体を整える

・栄養や睡眠をしっかりとる、運動する

・ヨガや呼吸法をしてみる

 

いろいろあります

 

でも、鍼灸師として「自律神経を整える」「体と心を整える」お手当てとしておすすめしたいのは、やはり鍼灸です。鍼灸は医療類似行為であり、自律神経の乱れに対して内蔵への自律性の反射を引き起こしてバランスのとれた状態に整えることができるからです。

 

お家でも簡単手軽にセルフケアのお灸ができますので、ぜひ実践してみてください。

 

また、セルフケアのお灸を利用して、もしもご関心あったらしてみていただきたいことがあります。

 

火が燃えている間に自分の体に感じる温かで心地よい変化を楽しみながら

 

「自分の体が今どう感じているのか」

「今とこれから、自分はどうしたいのか」

 

をじっくり見つめることです。

 

「自分の人生はなんだったのか」と思うのなら、その答えを探して見つけてみるのも、意味のある贅沢な時間になるかもしれませんね。

 

実際に、やってみた方からは、

 

・落ち着く時間になっています

・体調のバロメータになっていい

・自分で自分をメンテナンスできている感じがある

 

等々のお声をいただくことも多いんですよ。

 

 

  • やってみよう♪更年期の症状緩和とともにイライラや不安感などの気持ちを整えるセルフケアお灸お手当て

 

更年期の症状に効くツボはいろいろありますが、ホルモンバランスの乱れによるイライラや頭痛やのぼせを効果的に沈め、気持ちを落ち着かせてくれるツボとしては太衝がおすすめです

 

太衝:足の甲の親指と人差し指の骨が交わるところ

 

 

 

ここに、下記の要領でお灸していきます。

 

◎お灸の扱い方簡単3ステップ

ステップ1:台座のシールをはがす

ステップ2:もぐさの部分にライター等で火をつける

ステップ3:ツボにおく

 

※今までに薬や化粧品等でアレルギー症状を起こしたことがある方、妊娠中、糖尿病等の温感や血管に障害をお持ちの方は、ご使用前に医師または薬剤師に相談してください。

 

※他、扱い方等の注意事項がありますので、ご使用の際には取扱説明書をよく読んでください。可能であれば、鍼灸師の指導で選穴・取り扱いをお勧めいたします

ここで使用しているのはせんねん灸ですが、こういった台座つきのお灸や温筒灸はいろいろでていますので、どの商品でも、使用上の注意をよく読みながらお使いくださいね。

 

不明点や質問がありましたら、こちらまで、お問い合わせ下さい

 

 

 

 

 

 

 

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