ママの気づきの力☆すてきでした

「息が苦しい」ということで小児はりに来た9歳の女の子。

 

小児科の先生から

「軽い過呼吸だね。

がんばりすぎたのかな

ママも頑張りすぎたかな」と言われたそうです。

 

すっごくお子さんへの気遣いを大事にしているママさん、

「もしかして、学校でのお友達の関係でストレス?

パパのお説教がストレス?

私も忙しいし、そのせい?」

 

ママはいろんな思いが巡っていました。

 

お子さんに楽になってもらいたい、ということで

週1のペースで、2か月くらい、

お子さんに小児はりをしました。

 

お子さんは治療のたびに、「鍼をしたら呼吸が楽になる」って言ってくれていて

4~5回でよくなってはいたのですが、合計で10回くらい、

ぶり返すことなくすっかりよくなりました。

 

お母さんの心配がつのっていた割には

すんなりいった印象があったので、

「お母さん、振り返ってみて、どうでしたか?」

とお聞きしてみました。

 

すると、その答えに、私自身がそうだったんだ、と学びになりました。

 

「小児はりの様子をみていて、この子のやることにいいよ、

って言える空間に、はっとしました」

 

とのことでした。

 

それまではそのママは、

「これをやってくれたら、いいよ」という条件付きで

子どもを見ていたこと

 

小児はりをしている様子を見て、

子どもを条件なしで受け入れるのでいい、

ママがふわっとしていて、肩の力を抜いているのでいい、と

気づいたのだそうです。

 

下のお子さんの入院などの忙しさから、

ついついしっかり者のお姉ちゃんにたくさん頼って期待することがあったな、

それが、お子さんの「息苦しい」になっていた、って

気づくところがあったのだそうです。

 

下のお子さんの入院という状況の中、

お母さん自身が、すごくがんばって気を張っていて大変だったと思うし、

 

そんな中でも、

お子さんの気持ちにも自分のあり方にも、

客観的になることができたママの気づきの力に私も感嘆しました。

 

そして、そのおかげで

お子さんもママも、早く楽になれたようだった、ってことに、

私も学ばせてもらえました。

 

でも本当に、ゆるゆる楽にしていていいのですよね。

身体も心も。

 

写真の絵は、その子が「治療室に貼ってね」と描いてくれた絵です。

おかげさまで、子どもたちの可愛いイラストにあふれています。

 

お母さんのご了解を得て紹介させてもらいました。

 

一つのケース、感想と思って読んでいただけたら、

そして、お子さんとご家族の幸せにほっこりしていただけたら

私も嬉しいです。

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